アイヌ問題は、わしの中で大きなテーマではなくなっていた
のに、「アイヌ『民族』はいない」と言うだけで、
ヘイトスピーチとレッテル張りするような杜撰な意見が
出てくると、これを無視することはできなくなる。
「アイヌ系日本人はいるが、
民族はいない」という意見すら、
ヘイトスピーチだと「言論封殺」する
ような悪意に満ちた手口は、
早めに打破しておかねばならない。
核心に繋がる議論を、悪として封じる手口は、慰安婦問題の
ときも、「左翼」が行ってきた卑怯な手口だ。
わしが「左翼」認定するのは、このような「言論封殺」の
手口を使う者に対してでもある。
香山リカ氏が目の前で、腑に落ちない意見を次々繰り出すと、
変だな、妙だなと思わざるを得ず、すぐに調べ始めると、
次々におかしなことに気づいてしまう。
わしは強く関与したくなかったのに、「王様は裸だ」と
指摘したくなる性分は、どうしても消え去らない。
わしを引きずり出すのは、アイヌ協会にとって、得には
ならないだろう。
だが、やらねばならぬ議論を、
「言論封殺」されたら、
わしは戦わざるを得ない。




















